●春野菜をおいしく食べるポイントは?
春の野菜はフレッシュなパワーに満ちています。ちょっと苦味やクセがありますが、昔から「春の皿には苦味を盛れ」と言われるように、この苦味にこそ、冬眠っていた体を目覚めさせる働きがあるのです。
みずみずしくて柔らかい物が多いので、あまり火を通しすぎないのがポイント。
生もしくは短時間の加熱で。栄養素をできるだけ壊さないようにしましょう。
●きのこの栄養は煮汁に溶け出す!?
春野菜と一緒に調理するきのこ、特にまいたけは約90%が水分。加熱調理すると汁が出ますが、食物繊維、ビタミン群、鉄分といった、きのこの有効成分はこの汁に溶け出すのです。
できるだけ汁ごといただくようにしましょう。
●おいしくカロリーをおさえるコツは?
カロリーを押さえるには、余分な油を使わない蒸しものや電子レンジでの加熱調理がおすすめ。
また、ダイエットの敵とされる「油」ですが、全く摂らないのはお肌にとって逆効果!
オリーブオイルなどの良質な油を適度に摂りましょう。
このレシピを作ってくれたのは!DAIDOCO

新潟を拠点に活躍するフードユニット。飲食店、ケータリング、フードイベントやプランニング、商品開発などを手がける食のプロフェッショナル集団。メンバーは熊倉誠之助(シェフ)、佐藤千裕(パティシエ)、山倉あゆみ(プランナー)の3人。「食空間をもっと自由にもっと楽しく」をテーマに食の力で人や地域、様々なものを「つなぐ」活動を続けている

■DAIDOCOホームページ
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レシピ

まいにちつづけるきのこのススメ 干しきのこの作り方

まいにちつづけるきのこのススメ 干しきのこの作り方今、干し野菜がひそかなブーム!
特別な道具もいらず、お日さまに当てるだけで、素材のうま味や栄養がぎゅっと凝縮!!
なかでもきのこは下ごしらえもカンタンで、ビギナーさんにはもってこいの素材なんです!
ぜひトライしてみて!

作り方
  • 1 雪国まいたけは食べやすい大きさにさく。雪国しめじは石づきをとりのぞき、小房に分ける。雪国えりんぎは縦に半割りか、4つ割りにする。
  • 2 ざるやネットなど、通気性のよいものに広げて天日に当てる。短くて数時間、長くて3日。夕方には取り込むのを忘れないで!

【保存方法】
からからに干したものは、密閉容器に乾燥剤とともに入れ、冷暗所で1カ月ほど保存ができます。半干しのものは冷蔵庫に保存し、できるだけ早めに食べましょう。

干しきのこの歯ごたえがクセになる!まいたけとカブの葉のじゃこふりかけ(約25kcal/1人分)
●材料(作りやすい分量)/調理時間 約10分
干しまいたけ・・・1/2パック分
カブの葉・・・1把分(180~200g)
(なければ青菜)
ちりめんじゃこ・・・20g
塩・・・少々
酒・・・大さじ2
醤油・・・大さじ1
みりん・・・大さじ1
ゴマ油・・・小さじ1
白ごま・・・小さじ1
●作り方
  • 1 干しまいたけは粗みじんにする。かぶの葉は細かく刻む。
  • 2 ライパンにゴマ油を熱し、かぶの葉、干しまいたけを炒め、塩少々を加えてさらに炒める。
  • 3 しんなりしてきたら酒、醤油、みりん、ちりめんじゃこを加え、水分を飛ばすように炒める。
  • 4 仕上げに白ゴマを ふってできあがり。
干したまいたけからいいダシ出てます!まいたけと春野菜の煮びたし(約93kcal/1人分)
●材料(作りやすい分量)/調理時間 約10分
雪国まいたけ・・・1/2パック分
かぶ・・・1個
菜の花・・・1/2把
厚揚げ・・・1/2枚
しょうが(千切り)・・・1片
醤油・・・大さじ2
みりん・・・大さじ1
酒・・・大さじ1
干しまいたけの
戻し汁・・・250cc
●作り方
  • 1 干しまいたけは水で戻し、食べやすい大きさにさく。かぶは皮をむき10~12等分に切る。厚揚げは短冊に切る。菜の花は5cmの長さに切る。
  • 2 鍋に干しまいたけの戻し汁、醤油、みりん、酒、しょうが、厚揚げ、かぶを入れて煮立て、(1)のまいたけを加えて2分ほど煮る。
  • 3 菜の花を入れて、しんなりするまで軽く煮たら火を止める。煮汁とともに盛り付けてできあがり。
まいたけとカブの葉のじゃこふりかけ、まいたけと春野菜の煮びたし

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