お知らせ

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バングラデシュのBOP層が栽培したもやし原料の緑豆を日本に向けて初出荷
-安定的なもやし原料の確保とバングラデシュの農民の所得向上を実現-



2012年12月14日

株式会社雪国まいたけ
独立行政法人日本貿易振興機構
独立行政法人国際協力機構

 株式会社雪国まいたけは、日本貿易振興機構(ジェトロ)及び国際協力機構(JICA)の支援制度を活用し、もやし種子である緑豆の大規模栽培にバングラデシュ人民共和国で成功し、収穫した緑豆を12月10 日(月)に初輸入しました。

 日本では、消費する緑豆のほぼ100%を中国などからの輸入に頼っていますが、近年の世界的な食糧価格高騰により、他の穀物と同様、緑豆も大幅な価格上昇に見舞われています。このような状況の中、株式会社雪国まいたけは、栽培地の多様化によって緑豆を安定的に確保すると共に、バングラデシュのBOP層の所得向上を目指して、2011年7月に日本企業として初めてバングラデシュのグラミン銀行を中核とするグラミングループのグラミン・クリシ財団及び国立大学法人九州大学との間で合弁会社(Grameen Yukiguni Maitake Ltd.)を設立しました。この合弁会社を通じ、貧困層が多い同国の農村地区において、緑豆栽培を通じたソーシャルビジネス(貧困や環境などの社会的課題を、ビジネスを通じて解決していこうとする活動)の実現に取り組んできました。


バングラデシュの農村で栽培された緑豆を収穫する女性たち

 当社は、2010年度にジェトロの「開発輸入企画実証事業」に応募、採択(件名:バングラデシュ「もやし種子」)され、開発途上国で産品の開発・改良、日本に輸入するまでの取組みを支援する同事業のもと、バングラデシュでの緑豆の実証栽培を行いました。また、2011年3月公示のJICAの「協力準備調査(BOPビジネス連携促進)」に応募、採択(件名:バングラデシュ国緑豆生産の体制構築事業準備調査)され、同国の市場調査や農民指導方法・栽培方法確立のための調査を2013年12月まで行います。

 当社にとっては、自社管理下で緑豆を栽培することにより、農業・土壌汚染等のリスクが排除され安全で高品質な緑豆を安定的に確保することが可能となります。


もやしの栽培に適したサイズの緑豆を日本へ輸出し、それ以外の豆はバングラデシュで消費される

 また、バングラデシュの農民にとっては、高品質の緑豆を栽培するための技術を習得することで、単位あたりの緑豆の収穫量・品質を向上させることができるため、結果として所得の向上につながります。現在は、約7,500人もの契約農民が雇用されており、今後も雇用数が伸びることが期待されています。さらに、収穫した緑豆の6割は合弁会社が日本向けに輸出して株式会社雪国まいたけが購入しますが、残りの4割は同国の農民に低価格で販売され、現地の人々の栄養改善に貢献しています。さらに、合弁会社の利益は全てバングラデシュのソーシャルビジネスの推進や貧困層の農民支援に活用される予定です。

 日本に向けて輸出された緑豆は、来春には、もやし商品となって発売される予定です。また、来年度は、さらに規模を拡大して栽培を行う予定であり、日本にとっては緑豆の安定確保につながる一方、バングラデシュではより多くの農民が本取り組みの恩恵を受けることが期待されます。

<本件に関するお問い合わせ先>

日本貿易振興機構
(ジェトロ)
途上国貿易開発部
電話:03-3582-5770
株式会社 雪国まいたけ
マーケティング部
菅野・小林
電話:025-778-0133
国際協力機構
(JICA)
広報室報道課
電話:03-5226-9780
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