広島市の繁華街からは少し離れた場所で、目の前には天満川が流れる閑静なロケーションにあるイタリア料理 ラ・セッテさん。ランチからディナーまで多彩なコースを用意してファミリーでの利用も多いという。白を基調とした明るい店内は高級感を感じさせながらもかしこまり過ぎない心地いい空間で、オープンキッチンからは調理の音も聞こえる。
お店のコンセプトは「我が家のようなおもてなし」で、これはオーナーシェフの北村さんがイタリアの修業時代に感じた「食事とは大切な人たちとおしゃべりを楽しみながら、賑やかに楽しむもの」を提供できる空間にしたかったという理想を形にしたものだ。

ラ・セッテさんでは広島県内や北海道の新鮮な野菜や瀬戸内海の魚介、九州産の黒毛和牛など選りすぐりの食材を揃えるが、味だけではなく見た目や香り、栄養までを考え「それぞれの素材の持ち味を活かすことが本当の美味しさ」と北村さん。さらに盛り付けや器にもに細心の注意を払い、楽しく食事ができる空間も一体になった五感を満足させてくれるレストランだ。

北村さんと白まいたけの出会いは偶然だった。仕入れ先で目にした見たことのない白さのまいたけに興味を持ち、どのように生産方法しているのだろうと調べるうちに「雪国まいたけ極 白」の特徴や魅力にも触れたとのことだ。

白まいたけを使ったカラスミのタリオリーニは、ランチコースのオプションやディナーのアラカルトで提供される。イタリア産小麦の自家製麺やオリーブオイルとの相性もよく「焼き色がきれいで白さが残り、カサの先までシャキッとした食感が愉しめます」と、出来栄えには納得の様子だ。仕上がりも擦りおろしたカラスミのオレンジ色が白まいたけに映え、目でも味わえる一品になっている。

北村さんは白まいたけと出会うことでレパートリーの幅も広がったそうだ。揚げても焼いても炒めても食感や香りに新鮮感が残り、料理の魅力を引き出してくれる頼もしい食材とのこと。熱を加えても美しい白さが損なわれず、見た目で他の食材の邪魔をしないことも使いやすい理由に上げてくれた。

※本内容は2023年9月28日時点での情報です。実際のメニューとは異なる場合がございます。