『レザン・ドール』は、ミシュランガイド福岡・佐賀2014特別版に掲載されたフレンチの名店だ。特別な人との記念日ディナーで利用されるお客様が多く、きめ細やかなもてなしと演出が支持を集めている。

「初めて白まいたけに触れた時は、とてもきれいなまいたけだなという印象でした」
そう語るのは、シェフの加治佐さん。調理してみると、味わいや香りも通常の黒いまいたけよりも「きれい」だと感じたという。
白いまいたけの色と味わいにインスピレーションを受け、加治佐さんが作った料理は『雪国まいたけ極・白のタルトフランベ』。
タルトフランベとは、薄いパン生地の上に具材を乗せて焼いたピザのような料理で、サクサクとした食感が特徴だ。フランスのアルザス地方が発祥の家庭料理として広く知られている。

「白いまいたけだったので、白い食材で統一してみようと思いました。生地の上にサワークリームを塗り、その上に白まいたけとタマネギ、さらにベーコンを少しだけ。最後に粉チーズをかけてオーブンで焼き上げます」
家庭でも作りやすいことを意識してレシピを考えたという加治佐さん。焼き上がった白いタルトフランベは、散らされたベーコンのピンクが映えるきれいな逸品に仕上がった。
『雪国まいたけ極・白のタルトフランベ』はコース料理の一皿として提供される。もちろんワインとの相性も抜群。ソムリエが厳選するワインとのマリアージュをぜひじっくりと楽しみたい。

「白まいたけはさまざまな料理に合いそうな食材ですね。ベニエというフランスの天ぷら風の揚げ物にしてみても美味しかったですし、茶碗蒸しや土瓶蒸しのようにして香りを楽しむのも良さそうです。それらをフレンチスタイルにして出しても面白いかなと感じました」
さまざまな調理法との相性が広がる白まいたけ。今回は、家庭でも挑戦しやすいタルトフランベを紹介していただいた。

※本内容は2023年10月3日時点での情報です。実際のメニューとは異なる場合がございます。