きのこ大百科:家のまわりのきのこたち

マークの説明

  • 美味しい
  • 貴重
  • 注意
  • 危険

アカヤマタケ

秋に草地、竹林、雑木林などの地上に発生します。カサは1.5~4センチ初めは円錐状だが中央は常に突き出ています。
体質によっては中毒を起こすこともあるので注意が必要です。

アラゲキクラゲ

広葉樹の枯れ木に発生します。
硬いゼラチン質で径が6センチ、高さ2センチ以上になり、きのこ同士がくっつくことが多いです。
キクラゲよりもコリコリとした歯ごたえがあります。千切りや調理の仕方次第で変わった風味が楽しめます。

キクラゲ

春から秋の広葉樹上に発生します。
ゼラチン質で径が6センチ、高さ3センチくらいで、きのこ同士がくっつくことがあります。

キヌガサタケ

梅雨時と秋の2度竹林内に発生します。
熟すと3層の殻皮が開き、白いクキとマント(菌網)をのばし15~18センチになります。通常は早朝から開きはじめ2~3時間で伸長が終わります。伸びると半日で縮んで倒れてしまいます。
クキは円筒形で白色、頭のグレバは暗緑色で強い悪臭を放ちます。グレバをマントにつけないように慎重に洗い中華風スープに入れれば、旨味が出てシャリシャリした独特の歯触りが楽しめます。

サケツバタケ

春から秋の道端や畑、牛馬の糞上に発生します。人家近くでも、山間でも見ることができ、梅雨時には採取できます。
カサは7~15センチで、お饅頭形から平らになります。表面は赤褐色で、ひだは紫灰色になります。クキは9~15センチ、星形に裂けるつばがあります。
見かけによらず、味はさっぱりした風味で、口あたりがよいです。

ササクレヒトヨタケ

春から秋の庭園や畑地など肥えた土地に発生します。
カサは3~5センチで、表面は文字通りささくれ模様の長細い菌糸で覆われています。クキは白色で長さが15~20センチ。
カサが開く前の棒状のものを選んでお料理に使います。マシュマロのような口あたりのカサが美味しく、においもクセもありません。

トガリアミガサタケ

春の草地や林内地上に発生します。
高さは8~15センチで、頭部は網目状の模様があり、クキは円筒形です。
生で食べると中毒を起こすので注意しましょう。

ハタケシメジ

秋の林、草地、道端、庭園などに発生します。カサは4~9センチ、成熟すると平らに開きます。表面は暗褐色で古くなると淡い色になります。クキは5~8センチ、数本が根本でくっつき、ときに大株になる。
幼菌はホンシメジと間違われるほど似ています。シャキシャキした歯触りはホンシメジと違った味わいが楽しめます。

ヒトヨタケ

春から秋の庭園や畑に群生します。
和名は、カサがひだとともに液状化しクキを残し、一夜で溶けてしまうことから命名されました。
カサは5~8センチで、表面は灰色で周囲に溝があります。はじめは卵形で後に笠形になります。クキは7~20センチです。
酒類を飲む前後に食べると中毒を起こします。しかし、お酒を飲まなければ安全です。

ヒラタケ

晩秋から春の広葉樹や針葉樹の枯れ木や切り株などに重なり合って発生しています。
カサは5~15センチお饅頭の形から貝殻、半円と形を変えます。クキは短く1~3センチ。
市販のものに比べ、歯ごたえがよいです。